超一流を肌で知る!の巻

先日、12/2の日曜日に、
僕も入ってる、NBAの静岡支部で、
東京から講師をお招きしてセミナーを行いました。
つっても、立場上、自分を含めた何名かで企画したんですけど。
ここ何年か、ウチの支部では、
有名な、当然実力もありありなバーテンダーを招いて、セミナーを行ってます。
で、今回の講師は、
銀座1丁目『STAR BAR GINZA』のオーナーバーテンダー、岸久さん。
バー好きの方ならご存知かも。
簡単に紹介すると、
僕らの協会のカクテルの世界大会で、
日本人初の、ロングドリンク部門優勝という、
そりゃもうものすごい実績をお持ちの
言ってみりゃ、スーパースターです。
で、その方に何を教えて頂いたかと言うと・・・、
岸さんが、日常、ご自分のお店でやってらっしゃるお仕事を、そのまま実技込みで教えていただいた訳です。
これって、凄いことなんですよ。
だって、自分が培ってきたものを、
包み隠さず、他人に教えてくれるんだから。
いやあ、ほんっとに、ものすごいいいセミナーでした。
若い、経験の少ないバーテンダーがどう感じたかはわかんないけど、
僕には鳥肌もんでしたね。
自分だって、少なからず、仕事に関しての理論的なものとかあるけど、
やっぱ、超一流は凄いよ!
理屈的には
「あ、やっぱそうだよな」
っていう、同感の部分も多かったけど、
そこに行き着くまでの試行錯誤の努力とか、
自分の理論の徹底的な検証とか。
やっぱ、激戦区で実績を上げてる方の努力って凄いです。
「ちょっとさぁ、つーか、かなりこのままじゃいかんよ、俺。」
と、凹みつつ反省したのでありました・・・。
なので、これから、今いっそう努力してゆく次第でございます
(↑気分次第で終わらなきゃいいけど・・・)

祝!ラジオ出演。

・・・いや、別に『祝!』でもないんだけど。
実は、昨日ラジオ番組に出演しまして。
って言っても、生放送じゃないけど。
地元のFMラジオ局に、ジャズのレギュラー番組を持ってる同業の方がいて、
普段は、もうバリバリJAZZの番組なんだけど、
そのDJやってる同業の方が飲みにきた時に、僕がいつものように、日常の納得いかない事件なんかについてブチブチ言ってたら、
「それ、ラジオでやろうっ!」
ってことになって、題して
『持山政司、世相を斬るっ!』
などという、一見たいそうなお題で、去年に続いて今年もやってしまった次第です・・・。
JAZZは100%わからない僕なので、全くJAZZとは関係ない内容なんだけど・・・。
まあ、30分番組の2週連続とはいえ、
合間合間に曲もかかるから、
喋ってる内容は、タイトルほどたいしたことないんだけど。
ラジオ出演って、実は3回目なんだけど、
(1回は生で、あとはこの番組)
結構難しいんだよねー。
自分の声って、普段自分の耳で聞いてるのと全然っ違うし、
なんか、全然歯切れも良くない。
お客さんって、普段、こんな喋りの自分と話してくれてんだ、って思うと、結構自己嫌悪・・・。
喋る内容も、収録前はあれやこれやと考えてても、
実際マイクの前に座ると、半分くらい忘れちゃうんですな・・・。
まあ、プロじゃないし、
社交辞令だろうけど、ディレクターさんも、
「持山さんの出た回、評判いいよ♪」
って言ってくれたから、よしとしようっ!
オンエアは、今週と来週だそうです。
どこの局の何ていう番組かは、あえて伏せます。
お問い合わせには応じるかもねっ。

『ミシュラン』

ついに発売しましたねえ。
ええ、そうです。
『ミシュランガイドブック』(←こんな名前だっけ?)
やっぱ旬だし。
とりあえず書いとこっと。
いやあ、凄いですねえ。
何がって?
そりゃもう、銀座『小十』さんですよ!
この方、静岡出身なんですよねえ。
静岡でお店やってらして、たしか、3,4年前に銀座に出店なさったんですよね。
それで、ほんのわずかの間に、銀座の中でも予約の取れないお店になって、
しかも、ミシュラン三ツ星ですよ!
ほんと、すげぇなあ。
他には、『すきやばし次郎』の小野二郎さんと、
『鮨 水谷』の親方が、静岡出身とか、静岡新聞に出てましたが。
あとは、『カンテサンス』
シェフ、三十代前半なんだよなぁ。
すげぇなあ。
まあ、これらのお店にうかがえる機会は、僕には、まず皆無だと思いますが・・・。
それはともかく、
もしバーでミシュランのガイドブックがあるとしたら、どうだろ?
あれって、単純に、味だけの評価じゃなくて
例えばフレンチだったら、
ワインリストの充実度とか、内装やら調度品の豪華さやらも考慮されるみたいですね。
(間違いだったらすみませんが)
そうすると、バーだったら・・・
ウイスキーを始めとした、各種酒類のアイテム数の充実度はもとより、
オールドボトルや、レアアイテムの充実度。
そして、内装や調度品の豪華さ。
もちろん、技術、知識、そして接客の完璧さetc・・・。
あぁ・・・、ウチは完璧ムリだわ。
悲しいですが・・・。
まあ、そういうの目指してる訳じゃないし、
もっと、普段使いであってほしいからいいんですけどね。
(↑負け惜しみとかでは決してありません。)
しかし、三ツ星レストラン。
一度は行ってみたいなぁ・・・。
誰か連れてって!
(↑かなり本気で)

「最近ブログ更新してねえなぁ・・・」

書くネタもないしなぁ・・・。
まあ、毎日飲んだくれてるせいもあるけど・・・。
ちっとなんか書かなきゃなぁ・・・。
つー訳で、今日は小ネタでショートで。
バーで耳にする、間違いネーミング!
ありがちなのなんですけどね。
「じゃあ、俺はダイリキ!」
・・・ダイキリだよなあ、たぶん。
力入ってるっぽいよなあ・・・。
「えっと、シンガポールスリリング!」
・・・シンガポールスリングでしょ。
そんなにスリルないと思うけど・・・。
「ワールドターキー、ロックで!」
・・・ワイルドだよ。野生だよ。
世界の七面鳥って・・・。
「ダックジャニエル!」
・・・ジャックダニエルだよな、絶対。
ただの言い間違いだよな・・・。
「マティーニ!あ、ちょっと待ってぃに(笑)」
・・・あー、言っちゃった・・・。
最後のは間違いネーミングじゃないけど、
たまーに言われたりするなぁ・・・。
えーと、誤解を招くといけないので説明しますが、
これらの、ちょっとした間違いを、僕らは決してバカにしたりはしません。
今の世の中、覚える事が多すぎるから、
お酒の名前なんて、いちいち正確に覚える必要ないし。
その為に、僕らバーテンダーがいるんだし。
ただ、ちょっと面白いから書いちゃいました。
なので皆さん!
ネタにされるのを怖れずに、これからも胸を張って、面白ネーミングをオーダーしてください!

「お飲み物、お決まりでしょうか?」

こういう仕事してると、いろんなお客さんがいらっしゃるわけで。
BARに慣れてる方もいれば、
そうじゃない方もいるわけで。
と、なにやら『北の国から』口調ですが、
お客様って、いろんなオーダーの仕方をするんですよねぇ。
慣れてる方のオーダーは、わりとアバウトでも
「あ、こんな感じかな」って、作ることができるんだけど。
慣れてない方はダメだ、っていうんじゃなくて。
えっと、例を挙げますと・・・
「あたしのぉ、イメージでぇ、なんか作ってぇ♪」
・・・とか、
「甘くなくて、さっぱりしてて、強くないの。でも、柑橘系はダメ!あと、炭酸もダメ!」
・・・とか、
「なんでもいいから!美味いのちょうだい。」
・・・とか。
まあね、お金戴くから、できるだけお客様の望むもの提供したいと思うんだけどさ・・・。
こういうオーダーって、ほんっと、バーテンダー泣かせな気がする。
最初のは、たいてい、初めて来店した方が口にするパターンが多いので、
初対面で、いきなり言われても、イメージなんて沸きません!
って感じ。
せめて味の好みでも聞けたら・・・。
一応、色々伺ってお作りしますが。
2番目のは、
「じゃあ、何を使って作ればいいのさ・・・」
ですね。
こういうのは、ほんと、バーテンダー泣かせ。
何使えばいいのさ・・・?
これも、色々伺いつつ作りますよ、そりゃもう。
でも、一番困るのは3番目だな。
何でもいいから、ってのは手掛かりがなさすぎ。
こちらに委ねてくれるのはいいけど、
情報が何もない状態で、
「美味しいっ!」って満足していただくものを作るのは、かなり難しいですよね。
だって、好みは千差万別だから。
ちゃんとしたバーテンダー(←?)なら、求めてるものを作ってくれる!
って信じていただいてるなら、ありがたいし、うれしいけど、
やっぱり、お金戴く以上は、
『美味しいっ!』
って思ってもらえるものを提供したいので。
なので、
『初めてのお店でも失敗しないオーダーのしかた!!!』
っていうほど大袈裟じゃないけど、
バーテンダーさんが困らない程度で、要望のドリンクにたどり着くために。
欲しい情報がいくつかあります。
まず、味のタイプ。
甘めとか、さっぱりめとか。
何かに例えられれば、それも伝わりやすいかも。
それと、アルコール度の強弱。
ごく軽くとか、やや強めとか。
ワインくらいの強さ、とか、焼酎のロックくらいの強さ、ってのでもいいですね。
あとは、ソーダ類は使ったほうがいいのか、使わないほうがいいのか、とか
フルーツっぽいのがいいのか、薬草っぽいのがいいのか、とか。
でも、わからなかったら、素直に聞いてもらえれば、
それが一番やりやすいかなぁ。
なんでもいいんです。
「普段は日本酒しか飲まないんだけど、せっかくバーに来たから、なにか違うの飲みたくて」
とか、
「カクテル初心者だけど、どんなの飲んだらいい?」
とか。
バーって、メニューがないトコ、結構あるけど、
あれって、
「遠慮しないで、なんでも聞いてください!」
ってことだと思います。
たとえ、どんなにとんちんかんなことでも、
僕は、根掘り葉掘り突っ込んで聞いて、
できるだけ、要望に沿うもの提供するよう、努力しますので。
だから皆さん、バーテンダーには遠慮なく、自分の好みを伝えましょう!
できるだけ具体的にね。
・・・ただし、「あたしのイメージでぇ・・・」
は、ほんとに勘弁して・・・。